函館夜景編。

ハイ。これです。説明不要ですよね。函館山の夜景です。天気悪かったら見れないですから。
でもここに辿り着くには様々な困難が。
ラーメン屋を後にしてナビを設定。幹線道路はいいんですけど一本入るとオロフレ峠なんて比じゃないです。気温が高かったせいでとんでも
なく酷い道。ボッコボッコでございます。曲がろうと思った道が酷くて一本先をみたらバスがちょうど曲がっていくのでバス通りなら大丈夫かと思ったら、
バスも下を擦ってるくらいの酷い道。えぇ!何なんですか!これはいったい。止まったら最後確実にスタックです。歩いてるくらいのスピードですが
ラゲッジの荷物は飛び跳ね、リアのサスがキコキコいってる音が聞こえてきます。大丈夫か?
更に轍は真っ直ぐではなく。。。氷が解けてアスファルトが出ている部分と凍ったままの部分の段差はおそらく20cmくらい。いたるところに
蟻地獄の巣のように穴があいていてアスファルトがみえています。まさに地獄絵図!
バスが擦ってるくらいなんだもの。乗客気分悪くなるよ多分。そして愛車のフロントからはラッセルどころではなく永遠と砕氷船のように氷を
ガリガリ削りながら進んでいく音が!あぁ。多分純正の左右のちっこいリップはないな。。。。。。
戻ればいいじゃんって思うかもしれませんが戻れません。とまったらスタックです。しかも当り前ですがバンパーよりマフラーのほうが低いので排気口は
氷で埋め尽くされ私が一酸化炭素中毒になるのが先かマフラーが折れるのが先かのどちらかです。そんなリスクは嫌です。前進あるのみ。
何とか無事に抜けだし、ナビが示すとおり函館山に向かったら。。。
またボッコボッコの道へ。山頂へ続く道へ導いてる。。。ちゃんと設定しなかった私が悪いんです。ごめんなさい。山頂への道は冬季閉鎖。道は一通。
住宅街の狭いボコボコ道を下ります。みんなよくこんなとこ住んでるな。結構山手みたいに高級住宅地っぽいけど私は絶対嫌だっ!!!
一通が終わると更に急な坂。ガリガリ、ガコッ、ドコッ、ガリガリ、と愛車はあちこちから絶え間なく異音を放っており
私はギアを1速にいれてなすがままに降りていくしかありません。
凍結した轍が凄くてはっきりいってハンドルとか切ってもあんまり意味無いくらいです。ブレーキももはや意味なし。対向車きたら。。。ごめんね。。。
地元の人はどうしてるんだろうほんとに。フロントは相変わらず砕氷船状態です。あぁぁ。もうバンパーごと逝っちゃったかも。涙が出そうです。
そんな窮地を脱し、なんとかロープウェイ駅を発見したと思ったら除雪されてますが、凍結ツルツル。
その手前には勾配15%くらいあるんじゃないのって坂。
ここで諦めるわけにはいかないよ。半泣きできたんだから。思い切ってアクセルを踏み込み一気に坂を駆け上がると駐車場到着。PM8:45
駐車場のおね〜さんに「ロープウェイは何時までですか?」ってきいたら「PM8:50が上り最終です。」
マジ?
ダッシュです。窓口にいくと「下り最終9時なんですけどいいんですか?」と怪訝な顔をされつつチケットを買いジリジリ鳴るベルと共になんとか最終に。
ロープウェイに乗るともちろん乗客は私一人。係りのお兄さんとふたりっきりで函館夜景を満喫中の写真が上のやつ!
感動もヒトシオですよ。お兄さんに「道がボコボコで酷いですね。」っていったら「実は私も今日ここに来る前にスタックしちゃいました」っていってたよ。
短い時間だけどお兄さんといろいろ話しながら山頂到着。デジカメ入院中の為携帯カメラでイマイチだけど

しばし函館の夜景を!

上手く伝わらないかもしれないけど 綺麗でちょっと感動。
月も出てきて。 言葉がみつかりません。

山頂は夜景に酔いしれて下界に下りるのを惜しむかのようにすっかり二人の世界に入り込んでいるカップルが数組いるくらい。
邪魔しないようにおっさんは一人で函館の夜景を堪能。やっぱり来た甲斐ありました。一人でも自分の世界に入ってしまいそう。。。
これはちょっと違うか。
でもとにかく綺麗。今までにいろいろ有名な夜景スポットにいってみて、なんだかなぁっていうのが多かったりもしたけど函館山はかなり上位。
人が全然いなかったせいもあるかもしれないけど、ロープウェイのお兄さんも今日は凄い綺麗ですよっていってました。しばしの間私も下界のことを
忘れ現実逃避。最終で下り、駅に降りると上るときに話したお兄さんが綺麗だったでしょ?というようなにこやかなアイコンタクト。
断っておきますが男に興味は無いですからね。10分位しかいられなかったけど往復1160円払う価値は十分でした。
駐車場に戻って車確認したらバンパーは大丈夫だったよ。もともと傷だらけだったし。冬の函館は車高が低いと駄目です。絶対。

さて。今回やりたいと思ったことはだいたいやりつくしたかな。海鮮丼喰うってのが出来なかったけど。荒れる前に北の大地脱出することに決めます。急に
予定変更したので宿も抑えてないし。フェリーで寝ようっと。実はロープウェイで夜景の説明と一緒にお兄さんに埠頭までの近道も教えてもらってたりして。
で船の時間は。

携帯カメラは便利だね。メモ取んなくていいから。22:00発か。行きの船で時刻表無いですか?って
きいたらないですっていわれたので貼ってあったやつ撮っときました。行く時に買った往復割引チケットは
復路は2週間以内に使えばいいといわれていたので予約は特に必要なかったのもあったからよかったよ。
時間に余裕があれば函館市内で源泉掛け流しの温泉というのをみつけていたのでいきたかったけど
次の00:30だと青森到着は4時過ぎ。感のいい方はわかりますよね。AM4:00刻限といえば?
そうです。ETC深夜割です。帰りは一気に帰りたいので。だって700kmですもの。
教えてもらった近道で埠頭を目指しますが、お土産のリクエストを頂いたので途中JR函館駅により購入。
埠頭到着はPM9:40 
窓口に駆け込みまだ間に合いますか?ときくと大丈夫ですよ。というので急いで書類を記入し乗船。
一番最後の乗船で私が乗ったら乗船口の大きな扉が閉まって出航。ギリギリセーフ。